Facebookが拡大している、スタンプの取り組みを担当していた製品デザイナー兼アートデザイナーのSophie Xie氏が、入社からわずか1年強で同社を退職していた。米CNETが確認した。
Xie氏は、FacebookハッカソンプロジェクトとしてFacebookスタンププロジェクトを立ち上げた。Facebookスタンプは、モバイルのプライベートメッセージ上で送信できるキャラクター中心の絵文字であり、現在はウェブでも利用できるようになっている。4月にリリースされたこのささやかなデジタルステッカーは、「WhatsApp」や「Kik」「LINE」、そのほかの1回購入方式のアプリに乗り換えようとしている若いユーザー層を引きつけるようなメッセージング製品を作ろうとしているFacebookにとって、非常に重要な取り組みだ。
Xie氏は、Facebookに加わる前、Lookoutでは製品デザイナーとして、またMicrosoftではユーザーインターフェースリサーチャーとして働いていた。Xie氏の退職を最初に報じたのは、米TechCrunchのJosh Constine記者だ。Xie氏は、Facebookスタンプのやり取りというぴったりの方法で退職を認めた。現在休暇中のXie氏は、今後数カ月休みを取るつもりだという。
Xie氏の退職は、特に同氏の在籍期間が短かったことを考えると、Facebookのスタンプ戦略をめぐって何らかの社内不和がある可能性を暗示している。しかしFacebookが、11億1000万人のユーザーに同社のサービスをさらに活発に利用してもらうための積極的なメッセージング製品戦略を推進すれば、Xie氏の退職は同社にとってささいなことだったということになるかもしれない。スタンププロジェクトの優先度は非常に高く、同社は生き生きと動く絵文字を作り上げるために、「compassion research(感情研究)」と呼ばれるものに投資しているほどだ。Facebookは、インスピレーションとデザインを得るために、プロのイラストレーターにも協力を求めている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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