Instagramを筆頭にして、数多くの写真共有サービスやカメラアプリが登場しているが、マネタイズが課題となっているものも少なくない。そんな課題の解決の一助となるのが、フォリオが富士フイルムとともに展開する写真プリント特化型アフィリエイトプログラム「Photo Product Partner Program」だ。
Photo Product Partner Programは、専用のSDKを提供して写真関連アプリと富士フイルムのプリントシステムをつなぎ、アプリ経由で各種プリント商品を注文できるというもの。売上の一部がアプリ開発者に還元される。iOS、Androidに対応しており、現在はフォトブックの作成のみ可能なクローズドベータ版のSDKを一部の事業者に提供している。
また5月には、ドコモ・ドットコムを割当先とした第三者割当増資を実施。増資額は非公開だが、数千万円程度とみられる。同社では今回の調達をもとに開発力を強化。年内にも正式版SDKを一般公開する予定だという。
フォリオ代表取締役の西窪洋平氏は、「すでに複数のアプリ開発者から問い合わせがあり、潜在的なニーズは確認できている」という。
富士フイルムとの共同開発ということもあり、世界各国でプリント注文ができるのも強みだという。「日本でも米国でも、小回りが聞くプレーヤーや、オンラインプリントで強いプレーヤーは居る。だがスマホアプリはワールドワイド。国ごとにやっていくというのは非常に面倒であり、これをコントロールできる企業は富士フイルムしかないのではないか」(西窪氏)
なおフォリオでは、パートナープログラムに関する説明会を7月24日に東京・代々木で開催する。詳細は同社サイトにて掲載している。
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