Zynga Game Networkと競合する英国企業Zattikkaが、ソーシャルゲーム分野で自らの存在感をアピールする戦略的な動きに出た。
Zattikkaは現地時間4月15日、オンラインゲーム会社Hattrick、Sneaky Games、Concept Art Houseの買収を完了したと発表した。
Zattikkaによると、Hattrick Holdingsは無料で遊べるオンラインのサッカーチーム経営シミュレーションゲーム「Hattrick」が最も有名だという。Concept Art Houseは「Command and Conquer」や「World of Warcraft」など多くのゲームを制作している開発スタジオだ。Sneaky Gamesは、オンラインRPGに的を絞って3つのゲームを開発している。
Zattikkaは、15日に発表した声明の中で次のように述べている。「当社の理想は、成長する複数のデジタルプラットフォームにまたがって利用できる製品を持ち、地理的には欧州、米国、中国を重点的なターゲットとする、大規模かつ多様性に富んだゲームパブリッシャーになることだ。当社は、戦略的買収を通じてZattikkaを発展させるとともに、今も継続している組織的成長を加速させることによってこれを実現したいと考えている」
Zattikkaは2009年にある程度の起業資金を調達したが、それ以降は鳴りをひそめていた。3件の買収に加えてZattikkaはこの日、ロンドン証券取引所の中小企業向け市場Alternative Investment Market(AIM)に上場したことも発表した。AIMは1995年に創設された市場で、上場企業数は約3000社にのぼる。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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