現在、「Obvious Corporation」と呼ばれるインキュベーターサイトを運営しているTwitterの共同創設者は米国時間3月6日、「Branch」という2つ目のプロジェクトへの関与を発表した。この新しいウェブサイトは、「インターネットのモノローグ(独白)をダイアログ(対話)に変える」ディスカッションプラットフォームの構築に注力する。
TwitterとObvious Corporationの共同創設者であるBiz Stone氏は6日のブログ投稿の中で、「Branch(旧称は『Roundtable』)と呼ばれるこのプロトタイプは、スマートで新しい種類の上質な議論を公の場で実現する。キュレーションで選ばれた人々のグループが、それぞれ精通している問題についての議論に参加するよう誘われるというものだ」と述べた。
Branchプロジェクトは、Obvious Corporation(Twitterの共同創設者であるStone氏とEvan Williams氏、Twitterの元製品開発責任者であるJason Goldman氏によって再始動)と、同プロジェクトを考え出した開発者のJosh Miller氏とCemre Gungore氏、およびHursh Agrawal氏の間のパートナーシップにより実現した。
「われわれの多くは、一見無尽蔵に思える情報源としてのインターネットを知っているが、情報は知識ではない。ユーザーが時間を費やして関与することで、どんどん賢くなっていくような次元にまでウェブが進化することをわれわれは望んでいる」(Stone氏)
開発者のJosh Miller氏は6日、Branchのブログ投稿の中で、Branchの最初のプロトタイプはTwitterのプラットフォーム上に構築されたと述べた。また、Stone氏によると、Obvious Corporationはテクノロジと製品設計、ブランディング、マーケティング、そして同製品のそれ以外のいくつかの側面に関して、Branchと「力を合わせていく」予定だという。
Obvious Corporationの最初のプロジェクトは、2011年8月に発表された「Lift」というアプリだった。しかし、同アプリは未だにプライベートアルファ段階にあり、詳細は不明だ。Stone氏はLiftについて、「積極的な支援によって人間の可能性を解き放つためのアプリケーション」と説明している。
Branchは現在、プライベートアルファ段階にあるが、同サイトは、利用可能になった時に詳細情報を受け取れるよう、ユーザーに登録手続きを促している。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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