ネットレイティングスは11月28日、ニールセン・ネットレイティングスが提供するインターネット利用動向調査「NetView」の2011年10月のデータに基づく日本の主要ソーシャルネットワーキングサービス(SNS)の利用動向を発表した。
調査によると、Facebookの訪問者数は引き続き堅調に増加していることがわかった。一方、mixiの訪問者数は、ネットレイティングスのネット視聴率の集計処理の変更により、訪問者数そのものが減ったわけではないにもかかわらず、見かけの上で大幅に減少した。
mixiの訪問者数が大幅減となった原因は、インターネットユーザーがmixiの「イイネ!」ボタンを外部サイトで表示させた際にリクエストされるmixiドメインのURLを、実際にはmixiサイト自体を視聴していないURLであることから、視聴外定義URLとしてデータ集計の対象外としたことによるもの。
ネットレイティングスでは11月18日にこの調査結果を発表していたが、ユーザー数が大幅に減少したかのような印象を与えたとして、11月25日にミクシィがネットレイティングスに対して公式に説明を求めた。それを受ける形でネットレイティングスは今回、2011年10月以前のデータについても視聴外定義URLを含めずに集計した参考値を公開した。これにより、mixiの訪問者数の推移は堅調であることが明らかになったとしている。
また、主要なSNSサイトの利用状況を「訪問者数」「1人あたりの訪問頻度」「1人あたりの訪問時間」の3つのインデックスで比較したところ、mixiは利用の濃さ(サイトに対するロイヤリティ)において、Twitter、Facebookなどを圧倒的に凌駕していることがわかった。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」