スマートフォン市場で「Android」の優勢が続いている。調査会社comScoreが発表した最新データによると、Androidは「BlackBerry」を手がけるResearch In Motion(RIM)を抜き去り、スマートフォンOSの米国市場シェアでトップに立った。
comScoreが発表した2011年第1四半期の米国市場データにおいて、Androidは2010年第4四半期から6ポイント増となる34.7%のシェアを獲得した。一方、RIMのシェアは前四半期の31.6%から4.5ポイント減の27.1%に落ち込んだ。その結果、BlackBerryは上位5位中で2番目のOSとなった。
他社に目を向けると、Appleの「iOS」が第1四半期にシェアを0.5ポイント伸ばした一方で、Microsoftの「Windows Phone」とHewlett-Packard(HP)の「Palm OS」はいずれもシェアを約1ポイント落とした。米国市場全体では、第1四半期のスマートフォン所有者数は7250万人にのぼり、前四半期から15%増加したとcomScoreは報告している。
携帯電話機メーカー(スマートフォンとフィーチャーフォンの両方を含む)のシェアを見ると、第1四半期に首位となったのはSamsungで、米国のユーザーが所有する全携帯電話の24.5%を占めた。第2位はLGで20.9%、第3位はMotorolaで15.8%だった。
第4位のRIMは、前四半期とほぼ変わらない8.4%の市場シェアにとどまったが、続く第5位のAppleは、Verizon Wireless版「iPhone」が発売となったこともあり、1.1ポイント増となる7.9%の市場シェアを獲得した。
comScoreはデータ収集にあたり、同社の「MobiLens」サービスを通じて、米国の携帯電話ユーザー3万人以上に調査を実施している。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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