2カ月ほど前に特許侵害でAppleに提訴された台湾の携帯端末メーカーのHTCが、今度は逆にAppleを特許侵害で提訴した。
HTCは米国時間5月12日、同社のモバイル技術に関係する特許5件を侵害しているとしてAppleを訴え、Appleの「iPad」「iPod」および「iPhone」の輸入と販売を禁止するよう、米国際貿易委員会(ITC)に申し立てを行った。
HTCの訴状(こちらのリンクより閲覧可能)では、携帯電話の電話帳およびモバイル機器の消費電力管理の実装で用いられる、ハードウェアとソフトウェア一般に関係する特許5件をAppleが侵害していると訴えている。5件のうち少なくとも1件は、ITCへ訴状が提出された前日の11日に認められたばかりである点は注目に値する。
HTCの北米担当バイスプレジデントであるJason Mackenzie氏はプレスリリースで「2002年に『Windows Mobile Pocket PC Phone Edition』搭載のオリジナル機を、2008年に初の『Android』搭載スマートフォンを投入した企業として、HTCは、この業界を動かす原動力は、消費者に最良で利用しやすいモバイル体験を提供する健全な競争とイノベーションであるべきだと考えている」と述べ、「当社の知的財産、業界パートナー、そして何より、HTC製の携帯端末を利用する顧客を守るため、われわれは今回の措置に出ることにした」と訴訟の意図を語っている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。原文へ
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