IBMは米国時間4月19日、2010年第1四半期(1-3月期)の決算を発表した。それによると、同社の売り上げと利益は、ソフトウェア部門の売り上げが2桁の伸びを示すなど予想を上回る好成績となった。同社は、2010年の利益見通しも上方修正している。
IBMの発表によると、第1四半期の純利益は26億ドル(1株あたり利益は1.97ドル)で、売上高は前年同期比5%増の229億ドルとなった。Thomson Reutersがまとめたアナリスト予測は、売上高が227億ドル、1株あたり利益が1.93ドルだった。
IBMはまた、今後も売り上げは伸びるとの自信を示しており、2010年通期の利益見通しを1株あたり11.20ドルと予測している。これに対し、アナリストの予測は通年で11.12ドルだった。また、第2四半期の見通しについても、ハードウェア、ソフトウェア、サービスの各部門で売り上げが伸びるとの予測を示している。
IBMの最高財務責任者(CFO)Mark Loughridge氏は、アナリストとの電話会見で、政府向けなどの公共部門が同社の売り上げを支える最も大きな力になっているのは変わらないとするとともに、中小規模企業部門も同社の強みだと述べた。さらに同氏は、どの分野を見てもIT支出は一様に伸びているとの見方を示した。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。原文へ
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