「ウェブ学会シンポジウム」開催へ--日本から世界へ影響を与える相互交流の機会

別井貴志(編集部)2009年11月13日 13時21分

 世界に影響を与えるウェブ研究、ウェブビジネスを継続的に生み出す相互交流の機会となることを目的に「第1回ウェブ学会シンポジウム」が、12月7日に東京大学安田講堂で開催される。

 主催はウェブ学会準備委員会で、参加申し込みはウェブサイトで12月4日まで受け付けている。参加費は1000円で、申し込み者多数の場合は先着順となる。

 ウェブ学会準備委員会では、世界に影響を与えるような、革新的なウェブの学術研究やビジネスが国内から生まれていない現状を踏まえ、「世界に影響を与えるウェブ研究を行うにはどうすればよいか」、「世界に影響を与えるビジネスを生み出すにはどうすればよいか」といったことを、研究者やエンジニアをはじめ、経営者、投資家、法律家、行政・政策担当者、学生など、さまざまな人々が高いレベルで交流することが重要だと考え、学会発足に向けてこのシンポジウムを開催する。

 開会の挨拶は、早稲田大学教授の山名早人氏、東京大学准教授の松尾豊氏、基調講演は国立国会図書館館長の長尾真氏が決まっている。ほか、セッションは「ウェブと政治―民主主義の再発明―」、「ウェブとコラボレーション―創造とコミュニケーションの相転移―」、「ウェブと科学―マイニングが拓く未来―」などをテーマに、学者、経営者、技術者など多数のディスカッションが予定されている。

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