警視庁警生活経済課と目白署は11月2日、Yahoo!オークションを悪用し、権利者に無断で複製したコンピュータソフトを販売していた大阪府富田林市の男子大学生(25歳)を著作権法違反の疑いで逮捕した。3日に東京地検へ送致している。
逮捕された男性は8月10日、Adobe Systemsが著作権を持つ「Adobe Illustrator 10 Windows版」を権利者に無断で複製し、東京都の男性に対して6000円で販売した。なお男性は、オークションの出品画面上に「内容はソフトとシリアルのみでユーザー登録はできません」と記載していた。
警視庁の捜査員がサイバーパトロールで男性の出品を発見し、ACCSを通じて著作権者に連絡した。ACCSには、男性の海賊版出品について、2009年3月下旬から10月にかけて27件の情報が一般の人から寄せられていた。ACCSによると、2008年12月以降、男性から海賊版ソフトを購入したとみられる落札者が、届いた商品が違法コピーであったことをオークション上の「評価欄」で報告し、好意的な評価を記載していたという。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス