パナソニックは、三洋電機の子会社化へ向けた公開買い付け(TOB)を11月5日から開始すると発表した。買い付け期間は12月7日までの22営業日以内としている。買い付け価格は普通株式1株につき131円。
両社は2008年11月7日に、三洋電機の子会社化を前提とする資本・業務提携で合意。2009年10月には「パナソニックによる三洋電機株式の公開買付けの実行に必要な措置」として、三洋電機の電池事業の一部を富士通の子会社であるFDKに譲渡することを発表していた。
協業によるシナジー効果として、パナソニックのプラットフォームを活用した三洋電機の太陽電池事業の増販、三洋電機の生産技術とパナソニックの高容量技術を組み合わせた2次電池の商品力強化、HEV用電池における連携強化と拡販などが期待されているとのこと。また、三洋電機がパナソニックのコスト削減ノウハウなどを取り込むことによって、経営体質強化を実現するとしている。
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