エレコムは10月7日、フランスのパソコン周辺機器メーカーLaCieとストレージ事業で協業すると発表した。2010年1月からLaCieのHDD商品の日本おける独占販売を開始する。
エレコム取締役社長の葉田順治氏は「ストレージはなくてはならない製品。だが市場は立ち上がりにくく難しい製品ジャンルでもある。LaCieはストレージで世界トップシェアを持つ企業。エレコムが世界のナンバー1を目指すためにはLaCieがベストパートナーである」と協業に対する期待を話した。
エレコムでは、総合周辺機器メーカーとして国際戦略を推進しているが、ストレージ商品については遅れをとっており、大きな課題と位置付けていた。またLaCieでは、2001年に日本法人を立ち上げたが、世界規模から見れば日本のシェアは低かったとしている。
今回の協業により、LaCieのストレージ製品は2010年1月から、エレコムの販売力をいかして販売していくとのこと。ブランド名等はそのまま販売されるが、パッケージデザインなどについては若干のローカライズを加えることもあるという。
また、ストレージ製品以外のLaCie製品については、基本的に取り扱いはしないとのことだが、市場の反応を見ながら対応していきたいとした。
2010年1月にはエレコムから、LaCieのフィリップ・スタルクデザインによるデスクトップタイプとモバイルタイプのHDD製品を発売するとのことだ。
なお今回の協業により、エレコムのグループ会社であり、HDDなどのストレージ製品を手がけるロジテックは、LaCie製品のローカライズ業務を担当する。また、ロジテックが開発製造するストレージ製品は一部を除いて、LaCie製品へと切り替える。今後ロジテックのストレージ部門においてはネットワーク接続ストレージなど法人向けに経営資源を集中させていく予定とのことだ。
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