NECは国内の営業力を強化するため、グループ内のソリューション事業体制を10月1日をめどに再編する。グループ内の各社で持っていた東名阪地域の中堅市場向け営業機能をNECネクサソリューションズへ統合。また、大手市場向け営業機能や東名阪以外の地域の全営業機能をNECに統合する。
これまでソリューション事業は、NEC、NECネクサソリューションズ、NECトータルインテグレーションサービス(NTIS)、NECソフト、NECシステムテクノロジー、NECソフトウェア北海道、NECソフトウェア東北、NECソフトウェア北陸、NECソフトウェア中部、NECソフトウェア九州、NECソフト沖縄がそれぞれ営業機能を持っていた。これを、顧客企業の特性に応じて再編、統合する。
NECネクサソリューションズは中堅市場向けソリューション・サービスインテグレーターという位置づけになり、短期間・低コストのシステム導入が求められる中堅市場向けに、基幹ERPパッケージ「EXPLANNERシリーズ」などを販売する。システムインテグレーション案件については、自社のシステムエンジニアによる自己完結型の対応に切り替える。
大手市場はNECが担当。NECの営業ビジネスユニットに各社から約500名の営業要員を加え、営業品質の強化、新規案件や新規顧客の開拓などを進める。
また、東名阪以外の地域では、NECネクサソリューションズやNECソフトなどグループ各社の営業機能をNECの各支社に移管、統合する。これにより地域の受付窓口を一本化し、ソリューション事業を拡大する。
今回の再編に伴い、NTISは9月末までに営業やシステムインテグレーションなどの全機能をNECとNECネクサソリュ−ションズに移管する。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」