この1年はテクノロジ業界ではすべての企業にとって大変な時期となっているが、わずかながら回復の兆しは出てきており、特にAppleでは顕著だ。
米国時間7月1日、Mac関係のニュースを紹介するFortuneの「Apple 2.0」に掲載された記事では、Morgan StanleyのアナリストKathryn Huberty氏が、Appleは販売の伸びでPC市場をリードしており、これはAppleが6月に新型の「MacBook Pro」を発売する前からのことだと話している。もちろん、新しいMacBook Proの発売は、その後数カ月間、同社の販売実績を押し上げる効果を持つはずだ。
Huberty氏によると、5月の段階でAppleの出荷は4月から25%増加していた。これに対し同じ時期、PCの出荷は1%しか増加していないと、Fortuneは伝えている。結果として、同氏は今四半期のMacの販売予想を250万台に上方修正している。
2009会計年度第2四半期(2009年3月28日締め)、AppleのMac販売実績は220万台で、これは前年同期比で3%の減少だった。実績としてはマイナスだったものの、経済情勢を考えれば、これは大幅な落ち込みとは言えない。
一方、Huberty氏の予測が当たり、第3四半期のAppleのMac販売数が250万台だとすると、この四半期は2008年第3四半期の249万6000台から、わずかではあるが増加となる。
Apple製品への消費者の興味は高く、6月29日に発表された、訪問者の多いハードウェア関係ウェブサイトを調査したNielsen Onlineのレポートでも、同社は1位にランクされている。同レポートによると、Appleは2位のHewlett-Packard(HP)の2倍以上のユニークビジターを獲得している。
この記事は海外CBS Interactive発の記事をシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。原文へ
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