Intelは米国時間1月21日、生産能力を市場の現状に合わせるために複数の製造拠点を閉鎖すると発表した。5000〜6000人の従業員が影響を受ける見込みだ。
世界最大のチップメーカーであるIntelは、「比較的古い」5カ所の製造拠点での生産を打ち切る。
既存の組立ておよびテスト施設ではマレーシアのペナンにある2施設とフィリピンのカビテにある1施設を閉鎖するほか、2月20日には米国のオレゴン州ヒルズボロにある200mmサイズのウエハ製造工場での生産を中止すると、Intelでは述べている。さらに、カリフォルニア州サンタクララにある「D2」施設でのウエハ製造も中止するという。
「関連する支援機能と合わせると、4カ所で行われる今回の処置は、世界各国の従業員5000〜6000人に影響する見通しだ。だが、すべての従業員がIntelを去るわけではない。一部の従業員には他の施設での職が提示される可能性がある。今回の措置は2009年末までに実施される」とIntelは声明の中で述べている。
Intelは、最先端の45ナノメートルならびに32ナノメートルチップの製造機能に影響を及ぼすことなく、一部の古くなった設備の統合や合理化を行っていくと述べている。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス