IntelとAdobe Systemsは米国時間1月5日、PCで普及しているAdobeのメディア技術「Flash」がテレビ向けデバイスでも機能するように取り組んでいくと発表した。
両社は「Intel Media Processor CE 3100」向けに「Flash Player」と「Flash Lite」を調整していく。2009年の中頃までにFlash Liteに対応した最初のCE 3100チップをIntelが出荷することを目指す。
FlashとCE 3100の組み合わせで、ウェブベースなどの動画のよりよい視聴体験が、デジタルテレビ、Blu-ray Discプレーヤー、ケーブルテレビのセットトップボックス、AV機器などを通じて提供されると両社は言う。
Intelのデジタルホームグループ担当ゼネラルマネージャー、William O. Leszinske Jr.氏は発表の中で、「Adobeとの取り組みは、リッチかつ今日的なインターネット体験をテレビにおいて加速させていくものだ。消費者は増加するFlashベースのアプリケーションにアクセスし、最終的にはノートPCからモバイルインターネット端末(MID)、そしてこのたびのテレビと、さまざまな画面でシームレスにこれを楽しめるようになる」と述べている。
IntelはCE 3100を、初めて登場する同社の家電向けシステムオンチップ(SoC)ラインアップだと話している。これまで「Canmore」という開発コード名で知られていたCE 3100は、Yahooが取り組んでいる「Yahoo Widget Engine」を用いたインターネット対応テレビのソフトウェアにも取り入れられている。
Adobeが見据える非PC機器はテレビだけではない。2008年の11月に同社は「『Flash Player 10』をモバイル向けに進化させている」最中だと話している。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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