楽天は11月7日、2008度年第3四半期(7〜9月)連結決算を発表した。営業利益が前年同期比のほぼ倍増となり、第3四半期として過去最高となった。
同社の2008年度第3四半期の売上高は前年同期比の19.8%増の623億7000万円。営業利益は前年同期比100.2%増の125億4000万円を計上した。その結果、営業利益率は前期(2008年第2四半期)の17.7%から20.1%へと大幅に改善。決算説明会に出席した同社代表取締役会長兼社長の三木谷浩史氏は「景気が悪い状況でも業績を上げることができることを証明できた」と評価した。
同社の今期売上高増加のおもな要因は、楽天市場の成長。事業別の業績における、楽天市場事業の売上高は158億7000万円(前年同期比27.9%増)。営業利益は76億4000万円(同50.2%増)、営業利益率は48.1%となり、いずれも第3四半期では過去最高を更新し、全体の業績向上の原動力となった。
三木谷氏は「会員が順調に増え、新しくネット通販で商品を購入する人が単純に増えたことに加え、ガソリン価格が高騰し、外出を控える消費者が増えたことも功を奏したかもしれない」と話す。また、「若年層を中心に、ファッション・日用品の購入が増えているほか、地方在住者が東京でしか変えないものを買っているという傾向がある。単価は下がっているが頻度が増えている」と利用者の傾向を分析。
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