Intelは、イーサネット製品およびサーバコンピューティングクラスタ向け技術が専門となるNetEffectの買収を、正式に発表した。
このほどIntelは、800万ドルを注ぎ込んで、NetEffectのイーサネット製品ポートフォリオ、知的財産、技術資産を含む保有資産を買収した。
NetEffectは、InfiniBandに代わるイーサネット技術となる、「iWARP」を採用したソリューションを提供している。NetEffectの製品ポートフォリオには、サーバやブレードコンフィギュレーション向けの、1Gigabit Ethernet(GbE)および10GbEアダプタや、10GbE Application Specific Integrated Circuits(ASICs)が含まれている。
IntelのLAN Access DivisionゼネラルマネージャーとなるTom Swinford氏は「データ通信ソリューションプロバイダーとしてのNetEffectの役割は、(中略)Intelが現在、イーサネットで取り組んでいる分野を強化するものとなる」との声明を発表した。
Swinford氏は、NetEffectのテクノロジが、サーバ仮想化、ネットワークとストレージトラフィックのコンバージェンス、サーバコンピューティングクラスタを含む、Intelの既存の10GbE事業に貢献するとの見解を明らかにしている。
マルチコアプロセッサベースのサーバ向けに設計され、仮想化技術向けに最適化された、Intelの現在の10GbEサーバアダプタポートフォリオには、銅線およびファイバ環境に両対応する、シングルまたデュアルポートバージョンが含まれている。NetEffectの買収により、Intelのイーサネットポートフォリオを補完する、High Performance Network Interface Card(NIC)製品が提供されることになる。
NetEffectは、「Banderacom」の社名で、InfiniBandアダプタおよび16ポートのIBスイッチに特化した企業として、1998年に設立されており、2004年にNetEffectとして資本構成が変更された。主にエンジニアから成る30名の従業員は、NetEffectからIntelの開発チームへと加わり、引き続きテキサス州オースティンを拠点とする予定である。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。 海外CNET Networksの記事へ
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