50〜60代のパソコン利用者は意外と若者並みにヘビーユーザー!?
パソコン関連会社の松陰(千葉県市川市)が実施したパソコン利用実態調査で、こんなシニア像が浮かび上がった。調査対象の300人のうち半数近くがパソコン歴10年以上で、1日3時間以上使う人も3割に迫った。
アンケートは同社が楽天リサーチに依頼し、ネット経由で50代と60代の男女それぞれ75人ずつの合計300人を対象に実施した。
それによると、パソコン歴10年以上が49・3%に達した。「1日の平均使用時間」の質問では「1時間以上2時間未満」の回答が29・7%と、もっとも多かった。「3時間以上」も28・3%とこれに続いた。
パソコンの使い途を複数回答で聞いた質問では、メールが92%、エクセルやワードなどの文書作成が64・3%、ニュース視聴が59・3%。また、ネットショッピングも78・3%と高かったが、ブログやホームページ作成は14%にとどまった。
松陰の浅井幸也社長は、「買い物や動画も楽しむアクティブなシニア像は意外だった」と話し、企業や家庭にパソコンが普及し始めたころからのユーザーが長年使いこなしてきた結果と分析する。
ただ、調査対象者は少なくともネットを使える利用者であるため、「調査対象を広げた場合は、(パソコン利用の能力差を意味する)デジタルデバイドの格差が若者より広がる傾向が出るのではないか」との見方もしている。
松陰はノートパソコンの修理や買い取り、サポートなどを手掛けており、経営データ収集の一環としてシニア層を対象に今回の調査をした。
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