エルゴ・ブレインズは4月23日、シニア層を対象に「現在の暮らしに関する調査」を実施、結果を発表した。
調査によると、携帯電話を「持っている」と回答した人は86.0%だった。保有者に利用機能を聞いたところ、「通話」(98.1%)や「メール」(84.6%)、「カメラ」(59.8%)の利用が高いことが分かった。一方、「ネット検索」(18.8%)や「テレビ」(10.8%)については利用が少ない。
テレビの視聴時間については「2〜3時間未満」(28.5%)が最も多く、次いで「1〜2時間未満」(21.9%)、「3〜4時間未満」(18.7%)と続く。「テレビは見ない」はわずか0.9%にとどまっている。視聴する人に視聴番組を聞いたところ、「ニュース・報道」(93.4%)が最も多く、次いで「天気予報」(66.6%)、「情報・バラエティー」(48.9%)と続く。
有職者に何歳まで現役で仕事についていたいかを聞いたところ、「61〜65歳」(35.6%)が最も多く、次いで「66〜70歳」(24.1%)、「56〜60歳」(13.3%)と続く。一方、「できる限り仕事についていたい」と回答した人も9.9%いた。今後の生活で不安なことについては、「健康」(61.9%)が最も高く、次いで「金銭的なこと」(43.2%)、「自分の介護」(33.3%)と続く。
年金問題で実際に社会保険庁に「確認した」と回答した人は47.4%、確認をした人の満足度は「満足」が81.9%と大半を占めたものの、「現在確認中」が11.3%、「確認に行ったがわからないまま」が6.4%、「係争中」が0.3%だった。確認に行かない理由としては「自分の記録は大丈夫だと思う」(56.5%)や「確認の仕方がわからない」(11.7%)、「あきらめている」(10.2%)などが多く挙げられた。
資産運用については「貯金」(71.8%)が大半を占め、次いで「株式」(32.4%)、「投資信託」(24.0%)と続く。
娯楽については「旅行」(46.3%)や「テレビ視聴」(44.3%)、「食事会(外食など)」(35.4%)などが多く挙げられた。また、1年間で国内旅行に出かける回数については「2回」(18.9%)が最も多く、次いで「1回」(15.6%)、「5〜9回」(15.3%)と続く。「一度も旅行に出かけない」は18.3%だった。一方、1年間で海外旅行に出かける回数については「行かない」(71.2%)が大半を占めた。「1回」は14.0%、「2回以上」は14.9%だった。また、現在の楽しみについては、「趣味」(70.2%)が最も多く、次いで「家族との団らん」(51.2%)、「食事」(48.5%)となっている。
調査は2008年3月21〜26日、同社が運営するターゲットリサーチのうち50歳以上のシニアパネルを対象に実施したもの。有効回答数は3721人。
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