世界を変えるとされたスクーター的な乗り物のメーカーであるSegwayが、初期からの社員を1人失う。同社の最高技術責任者(CTO)であるDoug Field氏が会社を去り、Appleのプロダクトデザイン担当バイスプレジデントに就任するのだ。
このことは、Segwayの元「ウェブアーキテクト」で、引き続きSegwayChatの運営に協力しているJohn Grohol氏が同フォーラムに書き込んだことで明らかになった。
「Field氏はSegwayが現在のかたちになる駆動力であり続けた人物であり、会社としては非常な痛手だ」とGrohol氏は書いている。「しかし、どんな変化にも良い面と悪い面がある。Field氏の豊かな経歴と経験を失うのは悪いことだが、チームが将来のSegwayで可能な技術的ソリューションに新鮮な視点を持ち込めるかもしれないという良い面もある」
Segwayの公式窓口にコメントを求めたが返答を得られなかった。
ところで、Segwayは初期の失望からあとはずっと、くすぶったままか、かろうじて這いずっているという状況が続いている。同社の最近の大口顧客は、北京オリンピックに向けて警備を強化する中国軍だ。Segwayを発明したDean Kamen氏はというと、人生を変えるような機器を開発するという己の道を変えることなく進んでいる。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス