楽天が組織改正--組織階層を減らし、インキュベーショングループなどを新設

 楽天は7月1日、組織を改正した。組織の階層を減らすることで、意思決定の迅速化を図るのが狙いだ。

 具体的には、従来あった33のビジネスユニット(BU)を、9つのBUと新設の「グロースグループ」と「インキュベーショングループ」の2グループに再編する。

 管理、開発部門については本部制から部/課に変更する。これまで本部に属していた開発部隊は、事業規模や収益性、成長性をもとに各BUに配置し、現場ベースの開発体制を敷くことで生産性向上を図る。

 新組織体系は以下のとおり。

  • EC BU:楽天市場事業、ビジネスサービス事業、デリバリー事業、オート事業、国際市場統括事業、物流事業
  • コンテンツBU:インフォシーク事業、コンテンツ事業、ブログ事業
  • パッケージ&エンタメBU:パッケージメディア事業、チケット事業、メディアレンタル事業
  • 広告BU:広告事業、リンクシェア、Rakuten USA
  • プロスポーツBU:プロスポーツ事業
  • 電話BU:電話事業
  • トラベルBU:トラベル事業
  • 証券&投資BU:証券事業、投資事業
  • クレジット&ペイメントBU:KC事業、パーソナルファイナンス事業
  • グロースグループ:リサーチ事業、人材事業、ゴルフ事業
  • インキュベーショングループ:バンキング事業、競馬事業、保険事業、モーゲージ事業、オークション事業、ダイニング事業、プロパティマネジメント事業、楽天・ファスト事業

 楽天では、2006年11月1日から「グロースマネージメントプログラム(Growth Management Program:GMP)」を導入。BUごとに収益性、成長性を管理することで、楽天グループ全体像の「見える化」を推進している。今回の組織改正によって、スケールメリットの享受、各事業の成長スピードアップが可能になるとしている。

CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)

-PR-企画特集

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]