イスラエルの企業が、ダクテッドファンで無人飛行する「Panda」のプロトタイプを使った、最初のテスト飛行を実施した。空飛ぶ担架にも見えるこの乗り物には、究極の救護ヘリの実現に期待がかかる。
Pandaを製造したのはUrban Aeronautics。同社は、Pandaより大型のMule UAVやX-Hawkを製造しており、(戦地への)物資の補給や、医療救助、(電気、ガス、水道などの)公共施設の保守、高所救助、さらにはひょっとすると窓の清掃などでの利用を想定している。
Urban Aeronauticsのウェブサイトによると、この技術は「1960年代に開発されたクラシックなダクトデザイン」に基づいているという。このモデルは2機の電動モーターで駆動し、1.3kg(3ポンド)の荷物に耐えられる。移植のために臓器を運ぶには十分な重さだ。また、Urban Aeronauticsが特許を保有する「ローターレス」のFancraft技術が、ヘリコプターについてまわる安全上の問題を軽減してくれるという。
また壁際やスロープ、電線の近くに空中静止できること、そして狭い場所に安全に着陸できることから、屋根と地面の間など、これまで行かれなかった場所に行けるようになる。今の時代性を考えると、ソーラーで駆動するようになれば、なお良い。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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