より大型のディスプレイ、より容量がアップしたHDD、ウェブカメラの搭載などが顕著な特徴となる「Classmate PC」の最新バージョンが、上海で開催されているIntel Developer Forum(IDF)で、現地時間4月3日に発表された。
ここ2週間ほどは、「2go PC」を始めとするさまざまな名称が表示されて、Classmate PCに非常によく似たノートPCの不鮮明な画像などが、ブログ上に度々登場していた。だが、2go PCは、Computer Technology Link(CTL)が製造する、(Classmate PCの)1つのバージョンに過ぎない。
Intelは、「ネットブック」と同社が呼んでいるコンピュータカテゴリのClassmate PCの基本的な設計を手がけ、各地域のメーカーが独自のアレンジを加えていくことになっている。
(Classmate PCの)最新バージョンは4月中に販売が開始され、9インチのディスプレイと30GBのHDDを搭載する。販売価格は、300ドルから500ドルの間に設定される予定である。この価格帯は、Classmate PCの主要な対抗機種となる、One Laptop Per Child(OLPC)プロジェクトの「XO」ノートPCよりも少し高くなる。XOは200ドル未満であり、主に開発途上国の学生向けに販売される。
最新Classmate PCの価格は、小型軽量ノートPCとして人気を博しているAsusの「Eee PC」と、真正面から対抗する形になる。Asusは発表当初より、Eee PCが子供たちを対象にしており、必ずしも新興国のみが対象ではないことを明らかにしてきた。(Classmate PCの最新バージョンの)より大型のディスプレイ、より大容量のHDD、より高額の価格設定は、いまやIntelも、メインストリームの西洋市場を狙っていることを示唆するものとなっている。
新しい9インチモデルのClassmate PCの詳細レビューは、こちらのCNETの記事を参照してほしい。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。 海外CNET Networksの記事へ
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