WillViiは、希望価格で予約購入できるECサイト「プライスボード(プラボ)」を3月25日より開始した。
プラボは、買い手が「×月×日までに、○○円で買いたい」と指定して注文予約できるのが特徴だ(参照記事)。
WillViiが調査した目安となる市場価格を各製品ページに掲載。その価格を参考に、売り手、買い手ともにいくらなら買うか、売るかをマッチングさせていく場となっている。仮に最新デジタルカメラを1000円などと入れてみると、入札そのものはできるが、成立できる確率は10%と表示される。
WillVii代表取締役社長の塚崎秀雄氏は、「論理上0%はないため、0という数字は出ない。ただ、プラボは安さだけを追求するサイトではない。1円でも安ければなんでもいいではなく、安全性と値頃感を重視したい人向けのサービス。ぜひ忙しい人に使ってほしい」と話す。
価格比較サイトでは、自社の名前を上位に表示し、在庫もなく、その価格で売れる目処もないのに客寄せのために安値を提示することがあるという。プラボでは、万が一商品が届かないなどのトラブルがあった場合、WillViiが代金を全額保証する。
「買い物は、ワクワク感は欲しいが(本当に商品が届くかなどの)ドキドキ感はいらないと考えている。お客様を守るというのは自分が責任をとること。その代わり、お客様は安心して買ってもらえる場になる」と塚崎氏は説明する。
希望価格で予約購入できるなど、価格予約型のオークションとしてのおもしろさと、価格比較サイトなどにはない、安全にショッピングができる場として、浸透させていきたい考えだ。
出店店舗は、現在4社。今後半年間で、20社程度に増やしたい考えだ。実際にWillVii側が会社を訪問するなどし、審査に通った会社のみを起用していく。
現在は薄型テレビやDVDレコーダー、ゲーム機など、人気があり単価の高いものを中心に、244製品がそろう。当初の月間取扱高は1億から2億を目指す。
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