Microsoftは本当に、同社の「Windows Mobile」ソフトウェアを簡素にする取り組みをしているのだろうか。しかし、残念なことにMicrosoftから発表があったのは、Staplesで「easy」ボタンキャンペーンを率いたTodd Peters氏を、マーケティング担当責任者に雇用したという話だけだ。
Microsoftは米国時間1月22日、Intelで勤めた経験もあるPeters氏をMobile Communications事業部のマーケティング担当コーポレートバイスプレジデントに任命したと発表した。Peters氏は、2007年8月に退職したSuzan Del Bene氏の後任となり、同事業部を統括するシニアバイスプレジデント、Peter Knook氏の直属となる。
Peters氏は声明で次のように述べている。「Microsoftは、消費者向け市場において、モバイル関連の製品およびサービスで着実に地歩を固めつつある。私はWindows Mobileを、単に人々に認知されているというだけでなく、自分に合った携帯電話を捜すときに選んでもらえるブランドにする手伝いができるのを楽しみにしている」
ただ、筆者の考えを言わせてもらえば、Windows Mobileに必要なのはマーケティングではない。ソフトウェアだ。
最新の「Windows Mobile 6」をAT&Tのデモ機「Tilt」で稼働させてあれこれ試してみてわかったのだが、まだソフトウェアが必要以上に複雑だ。
あまり役にも立たない大きなボタンではなく、もっと有効な秘策を用意してもらえるように、Peters氏とWindows Mobileチームに切に希望したい。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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