ボストン発--権利と太陽光発電を誇る企業といえば、Googleがその代表である。同社は現在、企業として最大規模の太陽光発電設備を保有する。
しかし明らかに同社の野望はまだ始まったばかりである。大手検索企業であるGoogleの環境プログラム担当ディレクターであるRobyn Beavers氏によると、同社は、別の形の再生可能エネルギーも検討中であるという。Googleは、2012年までに同社運用向けに、50メガワットの再生可能な電力を生成する計画である。
Beavers氏は米国時間10月29日、当地で開催されたConference on Clean Energyにおいて、Googleが温室効果ガス排出削減を目的として参加するいくつかのプログラムの概要について語った。
その中の1つが、カリフォルニア州マウンテンビューにある同社本社の1.6メガワットの太陽電力設備である。Googleは、建造物の屋根のパネルに加えて、ソーラーパネルを屋根に備えた駐車場を建設し、その下でプラグインハイブリッドカーを充電できるようにしている。
Googleは風力発電も検討しているのかという質問に対し、Beavers氏は回答できないと述べた。しかし同氏は、すべての形式の再生可能エネルギーに対し積極的に検討していることは明確にした。
「風力、太陽光、地熱、燃料電池など、考えられるものはすべて検討している」と同氏は述べた。
企業顧客は、ここ数年で急に出現した多くのクリーン技術新興企業の重要な顧客である。太陽光発電に投資するというWal-Martの決断は、大きな注目を浴びている動きであり、太陽電力への要求の高まりを示すものである。
太陽光、風力、バイオマスなど再生可能エネルギーのプロジェクトは、企業にとって経済的に興味深いものとなる可能性がある。なぜならこれらは通常、固定のエネルギー価格での契約が可能であり、高騰するエネルギー価格を食い止めるものとなるからである。
社内業務やデータセンターで膨大な電力を消費するGoogleの場合は、太陽光発電への投資が7年半で取り戻せる予定である。Beavers氏によると、同社の電力網からの消費電力は30%削減しており、電気料金は30%よりもかなり大きく削減しているという。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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