住友信託銀行と総合金融グループのSBIホールディングスは11日、共同出資で設立するインターネット銀行の営業を24日から始めると発表した。新銀行の名称は「住信SBIネット銀行」。2010年3月期に40万口座、7000億円程度の預金獲得を目指す。
11日に金融庁の予備審査が終了し、今後、営業免許の取得を受け、営業を開始する。
資本金は200億円で、両社が50%ずつ出資する。本店は東京・六本木に置き、社長には住信出身の田中嘉一氏が就任する。
事業内容はインターネットや携帯電話などを使い、円・外貨預金や住宅ローン、カードローンなどを提供するほか、振り込みなどの資金決済サービスも手掛ける。
住信が持つ融資や資産運用などのノウハウと、SBIのネット金融の強みを活用し、開業から3期目にあたる10年3月期に単年度黒字化を図り、12年3月期には最終利益50億円の確保と、累積損失の解消を目標にしている。
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