サイバーエージェントは5月31日、同日に開催された取締役会において、同社のユーザーマッチ型広告配信サービス事業「MicroAd(マイクロアド)」とブログアクセサリー事業「meromero park」を会社分割し、7月1日より新設会社のマイクロアドに承継させることを決定したと発表した。
新設会社の資本金は5000万円(予定)で、代表取締役社長にはサイバーエージェントの取締役でリターゲティング広告の事業責任者だった渡辺健太郎氏が就任。会社分割に際し、新設会社が発行する普通株式2000株のすべてを、サイバーエージェントに対して割当て交付する。
MicroAdは、ウェブサイトを訪れても成約に至らなかった見込み客に対して再びアプローチできるリターゲティング広告のツール。今回の会社分割は、MicroAdをマイクロアドに承継させることにより、意思決定の迅速化とマーケットの変化に柔軟に対応できる体制などを実現し、さらなる事業発展を図ることを目的としている。
サイバーエージェントでは、2007年度中に1万社からの受注を目指し、2008年中にはリターゲティング広告により10億円、その他のコンテンツ連動広告などで6〜7億円、初年度で計16〜17億円の売上を見込んでいるという。
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