Advanced Micro Devices(AMD)は、ATIの買収および経営上の難局を乗り切るための費用として、最大18億ドルの借り入れを計画していることが明らかになった。
AMDは米国時間4月23日の株式市場終了後、優先債券で得た金額のうち少なくとも5億ドルをATI買収に関連したMorgan Stanleyによるタームローンの支払いに充てることをプレスリリースで明らかにした。残りの金額は、AMDの通常業務、および、同社株式の希釈化に対する防衛手段に充てられる。
業績の悪化を受けて、AMDは現金不足に陥るのではとアナリストらは懸念していた。今回の計画によりAMDは若干の柔軟性を取り戻すが、同社長期債務はふくらむ結果となる。この計画以前における同社長期債務は36億ドルであった。一方、Intelの場合、長期債務は18億ドルである。
また、Standard & Poor'sは同日、AMDの信用格付けを下げている。AMDは第1四半期に6億1100万ドルの純損失を計上しているが、チップ価格の下落、および、AMDのOpteronやAthlon 64に対してIntelのCoreシリーズが競争力を得てきたことが理由として挙げられている。
この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。 海外CNET Networksの記事へ
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