Googleの第1四半期決算では利益が69%増加し、ウォールストリートの予想を上回ったことが明らかになった。
Googleの最高経営責任者(CEO)Eric Schmidt氏はアナリストとの電話会議のなかで、「前四半期の決算報告を非常に喜ばしく思っている。われわれの主力ビジネスはかなり好調だ。この主力ビジネスがわれわれの成功につながっている」と述べ、「海外成長がさらに良く、新市場や新製品に対するリスクも計算できる」と加えた。
Googleの最高財務責任者(CFO)George Reyes氏によると、海外の売上高が全体の47%を占めるという。
Googleが米国時間4月19日に発表した第1四半期決算において、純利益は10億ドル(1株当たり3.18ドル)。前年同期では5億9200万ドル(1株当たり1.95ドル)だった。従業員への株式ベースの報酬などの一時的な費用を除いた場合、1株当たりの利益は3.68ドルで、Thomson Financialが集計したアナリスト予想である3.30ドルを上回った。
売上高は過去最高の36億6000万ドルで、前年同期の22億5000万ドルから63%増加した。トラフィック獲得コスト(コンテンツパートナーに支払う手数料)を除いた売上高は25億3000万ドルで、アナリスト予想では24億9000万ドルとなっていた。コンテンツパートナーへの手数料として、広告売り上げの31%である11億3000万ドルを同社は支払っていた。
Googleは現時点で、売上高のほぼすべてを有料検索から得ている。しかし、同社が計画している31億ドル相当のDoubleClick買収が成立すれば、Googleはバナー広告事業を強化することが可能となる。同社では、ラジオ、テレビ、新聞などオフラインの世界に広告プラットフォームを積極的に拡大しており、これらのなかにはラジオネトワークClear Channelや衛生テレビネットワークEchoStar Dishとの提携が含まれる。
Reyes氏によると、同社では今後も自動ネット広告システムに依存していくという。同システムは、ウェブユーザーにとって魅力なコンテキスト関連広告の提供で業界の模範となり成功した。「ターゲットを絞った効率的な広告の意義を今後も唱え続けていく」という。
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