2006年の米国における消費者の携帯電話購入台数が、2桁台の成長を見せた。楽曲再生やBluetoothに対応した携帯電話が登場したことがその要因の1つだという。米国時間3月27日にリリースされた調査結果から明らかになった。
米市場調査会社のNPD Groupの報告によると、2006年第4四半期中に3900万台の携帯電話が店頭で販売され、2006年を通じて最も多く携帯電話が販売された四半期となったという。これは、前年同期と比べて14%の伸びとなっている。
NPDの業界分析ディレクターであるRoss Rubin氏は声明で、「データ転送機能を搭載した新デバイスが次々と登場し、通信事業者が販売促進やリベート販売が実施されたことで、消費者市場が拡大した。消費者は特に新しい携帯電話とワイヤレスプランを購入している」と述べる。
2006年の消費者への合計販売台数は、1億4300万台に達した。リベートによるディスカウント販売や販売促進策が実施された結果、売り上げはおおよそ88億ドルになると見積もられている。売り上げは好調な成長を見せたが、携帯電話メーカーは新興市場における価格競争の結果、いまだ利益の低さに苦しんでいる。多くの携帯電話メーカーは、フロリダ州オーランドで今週開催の「CTIA Wireless」トレードショーで自社製品を披露している。
楽曲再生が可能な電話端末は、第4四半期に販売された端末の32%を占めていた。第2四半期の割合は18%だった。
Bluetooth機能を搭載した携帯電話は、第1四半期が31%だったのに対し、第4四半期は販売された端末の約半数を占めた。一方で、カメラ機能を搭載した携帯電話は依然として人気を保っており、第4四半期に販売された端末の3分の2を占めていた。
携帯電話メーカー別では、Motorolaが、2006年の米国における市場シェアの33%を占めていた。Nokiaやサムスン電子、LG電子の市場シェアはそれぞれ約15%となっている。
この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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