「iPhone」という商標の使用をめぐり、AppleとCisco Systemsが合意を目指して話し合いを続けている。
両社は米国時間1月31日、Appleが「iPhone」商標を許可なく使用しているとするCiscoの提訴に対し、Appleが応じるまでの期限を延長することを決めたと発表した。Ciscoは両社製品に相互運用性を持たせることを望んでおり、そうした合意についての議論を続けるために、期限を延長したのだという。
Ciscoは2000年からiPhone商標を保持しており、2006年12月に、同名のVoIP電話製品ラインを同社のネットワーキング部門であるLinksysから発表した。
AppleおよびCiscoは、Appleが1月初めの「Macworld Expo」で同社の携帯電話端末「iPhone」を新たに発表する前夜まで、iPhoneの商標権に関して集中的な交渉を重ねていた。しかし、Ciscoによれば、Appleが交渉のテーブルを離れたため、両社は結論を出せなかったのだという。
CiscoはAppleから「iPhone」という商標の使用料を得ることを気にしているいるわけではなく、両社のiPhone製品間で相互運用性を実現するための合意を得たいのだと述べている。
この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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