フランス語とドイツ語の新聞を発行するベルギーの新聞各社を代表する組織が、アーカイブされたニュース記事を掲載していることに関してYahooに正式な警告書を送付してきたことをYahooが認めた。
これまでもGoogleやMicrosoftのMSNと争ってきた代表団体であるCopiepresseは、ニュースアグリゲータや検索エンジンの検索結果経由でニュース記事や写真を発信する検索エンジンとの法廷闘争を主導してきた。同団体は、たとえ各サイトが発信元のウェブサイトにリンクを張っていても、この手法は著作権法に違反すると主張する。
Yahooによると、Copiepresseは、Yahoo Franceのサイトに「アーカイブされた結果を表示すること」に対して反対しているという。Yahooは電子メールによる声明の中で、「コンテンツ所有者の著作権を尊重」し、ベルギーの同団体に対して「適切な」対応を取る、と述べた。
Microsoftは、Copiepresseから接触を受け、自社のLive Searchエンジンからベルギーのフランス語およびドイツ語新聞に張られた特定のリンクを削除するための合意に向けて話し合いを進めている。
一方、Googleには2006年9月、Copiepresse関連の検索結果を削除するよう裁判所から命令が下された。Googleの公式ブログによると、同社はこれを受け、Google.beおよびGoogle Newsの両サイトからコンテンツを削除したが、同時に上訴の手続きも行ったという。
自社のコンテンツを発信する検索エンジンを問題視する報道機関はCopiepresseだけではない。世界第3位の通信社Agence France-Presse(AFP)もGoogleを著作権侵害で訴えている。
この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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