「iPodに対する需要は桁外れに高かった」とCook氏は述べる。だが、この状況が続くとは考えられない。通常の季節変動を考慮すると、iPodの出荷台数は会計年度第2四半期(カレンダ四半期でいう第1四半期)に減少するものと思われる。Appleは2006年9月にビデオiPod、iPod nano、 iPod shuffleの3つのカテゴリにおいてiPodモデルを刷新した。
Macは、出荷台数が前年同期より28%伸び、売上高も40%増えている。ノートPCを求めるユーザーが増えていることから、他のPCメーカーと同様にデスクトップの出荷台数は減少している。ノートPCの出荷台数は65%増加し、売上高は79%も伸びている。Oppenheimer氏によると、Macの売り上げのうち60%をノート型が占めているという。
Gartnerは、17日の決算発表を受け、米国PC市場全体では同じ時期に出荷台数が3.2%減少したにも関わらず、米国におけるMacの出荷台数は30.6%も増加したと指摘している。また欧州への出荷台数も27%増える一方で、コンシューマー向けPCの市場環境が厳しい日本への出荷台数は14%減少したとCook氏は述べる。
Appleの幹部らは、ストックオプションのバックデート問題や、「Macworld Conference & Expo 2007」で発表された「iPhone」については、新しい情報を一切提供しなかった。
(ストックオプションのバックデート問題について)Appleは外部機関による調査に引き続き協力していると、Oppenheimer氏は述べた。Appleは最高経営責任者(CEO)のSteve Jobs氏がストックオプションの付与日が不正操作されていたことを認識していたことを認めているが、内部調査の結果、Jobs氏には非がないことが分かったと述べている。外部機関による調査は現在も続いている。
この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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