ワシントンDC発--米下院エネルギーおよび商業委員会は米国時間9月25日、Hewlett-Packard(HP)が実施した情報漏えい調査に関連し、同社幹部2人に同委員会が開催する公聴会への召喚状を発行した。
同委員会関係者によると、召喚されるのはHPの最高倫理責任者(Chief Ethics Officer)Kevin Hunsaker氏と、国際調査責任者であるAnthony Gentilucci氏の2人だという。
Hunsaker氏ら以外にも、最高経営責任者(CEO)のMark Hurd氏や元会長のPatricia Dunn氏など、他の多くの幹部が自主的に同委員会に出席すると見られる。
また同関係者によると、HP取締役会や従業員、そして情報漏えいにかかわった記者の情報を収集する目的で同社が雇った複数の調査員の1人であるRon DeLia氏にも召喚状を送付したという。
マサチューセッツ州ニーダムに拠点を置くSecurity Outsourcing Solutionsを経営するDeLia氏は、同委員会への出席を要請されたものの、自分に不利な自白を強制されないとする合衆国憲法修正第5条に基づく保護を申請する意向であることを示唆した。
同委員会は7カ月前から、他人になりすまして個人情報を取得する「プリテキスティング」という手法に関する調査を進めてきた。
情報筋によると、Hunsaker氏とGentilucci氏は、それぞれの現在の役職を辞任する予定だという。
下院エネルギーおよび商業委員会以外にも、カリフォルニア州検事総長事務局、米証券取引委員会(SEC)、米司法省などの多くの機関が、HPが実施した調査について調べている。
この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
地味ながら負荷の高い議事録作成作業に衝撃
使って納得「自動議事録作成マシン」の実力
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス