ビックカメラ(宮嶋宏幸社長)は9月25日、神奈川県川崎市のJR川崎駅北西口駅前に「ビックカメララゾーナ川崎店」を9月28日午前10時にオープンすると発表した。同日にオープンする商業施設「ラゾーナ川崎プラザ」のテナントとして出店するもので、神奈川県内では横浜西口店、パソコン館横浜駅前店、新横浜店、先月オープンした藤沢店に続く5店舗目。年間売り上げは250億円を見込む。
1 日に約42万人が利用するJR川崎駅と2階デッキ入り口で直結する「ラゾーナ川崎プラザ」には、「ビックカメラ」のほか、「アカチャンホンポ」「ディズニーストア」「丸善」「ロフト」など、約300店舗のテナントが出店する。また、約2000台の駐車場と、約3200台の駐輪場を備える。
同店が出店するのは東側1階から4階まで。店舗面積は約3660坪(約1万2078平方メートル)と、神奈川県のビックカメラでは最大級の規模となる。商圏は、川崎市幸区、宮前区などを含む半径10キロメートルのエリアで、人口は約150万人、「電車を使うと約30分ほどの圏内」(塚本営業本部長)をターゲットとする。
売り場はメイン入り口のある2階に薄型テレビ、DVDレコーダー、携帯電話など売れ筋商品を揃えた。このほか、1階には800-900平方メートルに及ぶ一眼レフを含むデジタルカメラコーナー、バーカウンターを設けた酒類コーナー、PCの周辺機器や消耗品などを揃えた。3階は携帯オーディオを含むオーディオコーナー、ゲームソフト、CD/DVDソフトコーナーなど。4階は週末に調理実演を行う「キッチンスタジアム」、オール電化コーナー、冷蔵庫、洗濯機などの生活家電コーナーなどを設けた。営業時間は午前10時から午後9時まで。
特に力を入れているのは薄型テレビコーナーで、2階フロアだけで約250台を展示する。渡部勝義店長は「すべてのメーカー、すべての商品が揃っている。特に大型テレビには力を入れており、250台中200台が30V型以上の大型テレビ」と話す。またハイビジョン画像とフルハイビジョン画像の比較ができるコーナーや、液晶テレビの消費エネルギー量が分かる電光板などを設け、来店者が「比較・体感」できる売り場構成とした。
「ラゾーナ川崎店」の開店にあたり、ビックカメラの常務取締役・塚本智明営業本部長は「『川崎店』はビックカメラで初めて商業施設内にオープンする店舗。これまでと違った客層の獲得を見込んでいる。特に家族客の獲得に力を入れており、生活家電やホビーなどの品揃えを充実させた」と話し、郊外の家族客も囲い込む構え。
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