1982年の創業以来、Sun Microsystemsの役員を務め続けたベンチャーキャピタリストのJohn Doerr氏が、同役員職を米国時間11月2日に辞任することとなった。
Sunは9月7日、規制機関への提出文書の中で、「2006年8月30日、Doerr氏はSunに対し、彼の任期が満了する2006年11月2日に、Sunの役員として再任を目指して立候補する意向はないと伝えた」と述べた。
Doerr氏(55歳)は、伝説的なシリコンバレーのベンチャーキャピタル会社であるKleiner Perkins Caufield & Byersのパートナーである。同氏はまた、Google、Amazon.com、Intuitなどの企業に出資するほか、その役員も務めている。
Doerr氏に辞職の理由についてコメントを求めたところ、同氏は「家族ともっと時間を費やしたいので辞職を決意した。子供の成長はとても早い」と述べた。同氏はまた、Sunや同社役員会について「Sunはいま、とてもいい状態だ。売り上げは好調だし、新製品も人気だ。経営陣は非常に優秀だし、役員会は強力だ」と惜しみない称賛を与えた。
同氏がSunに在任中、同社は幾つかの重要な変革を遂げている。同氏は、Sunが1990年代にワークステーションメーカーからサーバメーカーへと転身した時期や、ドットコムバブルの高まりと崩壊、新最高経営責任者(CEO)Jonathan Schwartz氏の就任を経験している。Sunは最近市場シェアの回復をみせるほか、大規模なレイオフに取り組んでいる最中であるが、まだ完全には財務的な困難を脱しきれていないと考えられている。
この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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