サーバ市場では、Intelが新型プロセッサでシェアの減少傾向を食い止められるか否かを見極めている隙に、Advanced Micro Devices(AMD)が躍進を続けている。
AMDは米国時間7月31日、x86サーバプロセッサ市場における同社のシェアが25.9%に増加したと発表した。この数字は、市場調査会社Mercury Researchで市場シェアの調査を担当するDean McCarron氏も確認している。現在、x86プロセッサ市場全体におけるシェアは、Intelが72.9%であるのに対し、AMDは21.6%だ。
しかし、Intelのシェアは2005年第2四半期の82.2%から減少しているが、AMDのシェアは同時期の16.2%から増加している。
AMDはここ数年、高性能、低消費電力を誇る「Opteron」プロセッサで、サーバ市場におけるIntelのシェアを徐々に奪ってきた。しかしIntelも6月に、Coreマイクロアーキテクチャを採用した新型「Xeon」プロセッサを発売し反撃に出た。この新型Xeonプロセッサは、いくつかのタスクに関して、現在出荷されているOpteronプロセッサを凌ぐ性能を発揮するようだ。
Intelは、Core世代の新型プロセッサに市場シェア奪還と株価回復の望みを託している。同社は先週、本社で開催したイベントの中で、デスクトップやノート向けの「Core 2 Duo」プロセッサを発表した。この新型チップを搭載したシステムは、ここ数週間以内に発売される。
この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。 海外CNET Networksの記事へ
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