ライブドアと同じ港陽監査法人を会計監査人に持つビービーネットは1月20日、ライブドアとの関係について、人的、資本的、事業的な提携関係はなく、また財務諸表等の開示にも問題はないとのコメントを発表した。
ビービーネットはオンラインの食材販売などを手がけており、2002年9月に大阪証券取引所ヘラクレス市場に上場している。
同社によると、ヘラクレスに上場する以前の2000年5月と6月に、資本政策の一環としてライブドアの子会社であるキャピタリスタから出資を受けたという。ただしキャピタリスタは2004年1月末にビービーネットの株式を全て売却しており、「当該出資は純投資であると認識している」(ビービーネット)とした。現時点でライブドアおよび関連会社との人的、資本的、事業的な提携はないという。
また、ライブドアの不正経理に関与したとされる投資事業組合の業務執行組合員であったエイチ・エス証券株式会社との取引については、ヘラクレス上場時にアドバイスをもらったにとどまるという。同社は上場後数回にわたってエクイティファイナンスを行っているが、この際にたエイチ・エス証券を割当先とした発行は行っておらず、その他に特に重要な取引は行っていないとのことだ。
なお、港陽監査法人との関係については、同社の財務諸表等は企業会計の基準に準拠して作成し、適正に開示しているため、その適正性について問題はないとしたものの、今後の対応については経過を慎重に判断した上で対処していくとしている。
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