Adobe SystemsはMacromediaを34億ドルで買収する計画を進めているが、この計画に対し規制当局が承認を与えたことを受け、同社は米国時間3日にもこの買収を完了させると見られている。
Adobeは米国時間1日に、同社とMacromediaが、買収完了に必要な規制当局の認可をすべて与えられる旨の通知を受理したことを明らかにした。
米司法省はこれまで、両社がウェブオーサリング、デザイン、ベクターグラフィック・イラストレーションの各分野で販売中の製品に関する追加情報を要求するなどして、この買収に関する調査を続けていた。
また、Adobeは、2006年会計年度の見通しについて12月15日に説明すると述べた。
この買収は4月に発表された。この時、Adobe最高経営責任者(CEO)のBruce Chizenは、この買収がコスト節減をもたらすと約束していた。これを受けて、一部のソフトウェアが買収完了後に販売終了となるのではないかとの憶測が流れていた。
グラフィックス市場では、Adobeの「Photoshop」と「Illustrator」がマーケットリーダーとして、Macromediaの競合ソフトウェア「Fireworks」と「Freehand」に比べ優位に立っている。またウェブデザイン市場では、Macromediaの「DreamWeaver」がAdobeの「GoLive」に比べて優位な地位を確立している。
この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」