Apple Computerの携帯音楽プレイヤーiPodに搭載されるチップを製造するPortalPlayerが米国時間24日、第3四半期決算を発表した。予想を上回る好業績を残したPortal Playerは同日、新株発行に関する計画も明らかにした。
Portal Playerは米証券取引所委員会(SEC)に提出した24日付けの文書のなかで、最大450株の株式を新規に発行する計画だと述べている。なお、同社は2004年に新規株式公開(IPO)を果たしている。
発表によると、同社は9月末締めの四半期に5790万ドルの売上と、1030万ドルの利益(1株あたり40セント)を計上したという。同社の前年同期の業績は、売上が2560万ドル、利益が320万ドル(1株あたり18セント)だった。
Portal Playerは7月に、同四半期の売上高が5000万ドル〜6000万ドルの範囲内に落ち着くだろうとの予測を示していた。また、First Callの集計したアナリストらの平均予測値は、売上高5630万ドル、一株あたり利益35セントというものだった。
アナリストらは、PortalPlayerのチップが、Appleから先日発表されたビデオ機能付きiPodやiPod nanoに採用されていることを評価している。だが、Jefferiesの金融アナリストは、同社の今後について、BroadcomやSigmaTelとの競争がさらに激しくなるだろうと警告している。
PortalPlayerは今四半期の売上高が6500万ドル〜7500万ドルになるだろうと予測している。一方、アナリストらはこれが6710万ドルになると予測する。また利益については、Portal Playerは1株あたり34セント〜43セントになると見込んでいる。この数字には、同社が計画している新株発行のうち、230万株分の売却益が含まれている。
この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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