ジャストシステムは10月17日、ソフトウェアの特許権などをめぐる松下電器産業との訴訟が決着したと発表した。
同社は、「本日(上告期限である10月14日までに)松下電器産業による上告がなく、9月30日に知的財産高等裁判所の大合議にて出された弊社勝訴の判決が確定したことを確認した」としている。
この訴訟は、ジャストシステムのワープロソフト「一太郎」とグラフィックソフト「花子」に自社の保有する特許を侵害されたとして、松下電器産業がこの2つのソフトの販売差し止めや製品の破棄などを求めたものだ。2005年2月1日に下された東京地方裁判所の判決では松下の請求が認められた。ジャストシステムは2月8日に東京高等裁判所へ控訴、9月30日には知的財産高等裁判所の大合議で原判決が取り消され、ジャストシステムの逆転勝訴が言い渡された(関連記事)。
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