Socialtextは米国時間30日、ビジネスソフトウェア大手のSAPから85万ドルの資金提供を受けると発表した。
Wikiのソフトウェア開発を手がけるSocialtextは、同社にとって二回目の資金調達の一貫として、ドイツのSAPのベンチャー投資部門であるSAP Venturesからの資金提供を受けた。Draper Fisher Jurvetson、Omidyar Network、University Venture Fundからの投資も含め、今回同社は合計400万ドルの資金を調達した。
Socialtextの最高経営責任者(CEO)であるRoss Mayfieldは声明の中で「エンタープライズソフトウェアのWikiという分野が高い評価を得るようになった。これは3年前には実際考えられなかったことだ」と語った。
Wikiとは、オンラインで共同編集を行うためのシステムを提供するソフトウェアアプリケーションだ。複数のユーザーが共同でオンラインの情報を同時に修正・削除・共有でき、大量の電子メールに頼ったり返信を待ったりする必要がない。
各社は社内でこの技術を利用し始めている。例えばNokiaやSymantecはグループによる共同作業用にこの技術を試用中だ。カリフォルニア州のパロアルトにあるSocialtextによると、同社には既に200社のビジネスユーザーがいる。
この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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