Microsoftは米国時間27日、第2四半期の決算を発表した。法人および個人の両市場が好調だったことから、売上高は予想を上回り、利益は1年前と比べて2倍となった。
12月31日締めの同四半期には、利益が34億6000万ドル(1株あたり32セント)で、売上高は108億2000万ドルとなった。これに対し、昨年同期は利益が15億5000万ドル(1株あたり14セント)、売上高は101億5000万ドルだった。
Microsoftは10月に、12月締めの四半期の売上高を103億〜105億ドル、1株あたり利益を28セントと予想していた。アナリストはこれを多少上回る売上高を予想しており、First Callがまとめた平均予想値では105億5400万ドルとなっていた。
同社CFOのJohn Connorsは声明のなかで、「法人および個人向けの各分野が全体的に好調だったため、売上高は過去最高となった」と述べている。同氏はまた、Xboxなどを扱うHome and Entertainment部門が、四半期決算で初めて黒字に転じたことにも言及した。さらに、同社の新事業全体では前年と比べて赤字額が7億ドル減少した。
Microsoftによると、同社は今四半期の売上について、現在のアナリストの予想をやや上回る97億〜98億ドルを見込んでおり、1株あたりの利益は27もしくは28セントになる見通しだという。
同社はまた、6月締めとなる通年決算の予想値も引き上げた。新たな予想値は、売上高が398億〜400億ドル、1株あたりの利益が1ドル9セント〜1ドル11セントとなっている。なお、これまでの予想値は、売上高が389億〜392億ドル、1株あたりの利益が1ドル7セント〜1ドル9セントだった。
第2四半期には、7つの事業部門すべてで純利益の改善が見られた。しかし多くの場合、純利益の改善は前年同期に計上した株式による報酬支払いに起因するものとなっている。売上も大半の部門で伸びており、売上が落ち込んだのはOfficeなどを扱うInformation Worker事業部だけで、またMicrosoft Business Solutions部門の売上高はほぼ横ばいだった。
一方、今後の売上指標とされる同社の前受け収益残は、前四半期の77億8000万ドルから若干増えて79億7000万ドルになっている。
同社の現金残高は、1株あたり3ドルの一時支出を受けて大きく減少した。同四半期の現金および短期有価証券の残高は、前四半期の644億ドルから345億ドルにまで減少した。
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