携帯電話業界第5位のSony Ericsson Mobile Communicationsは米国時間19日、2004年第1四半期における携帯電話端末の出荷台数が880万台を記録し、世界市場でのシェアを伸ばしたと発表した。
Sony Ericssonは第1四半期の成功要因として、中・上位機種の販売好調を挙げたが、これは世界第1位のNokiaがこれまで支配してきた市場セグメントにあたる。
だが、出荷台数全体でみた場合、Sony Ericssonは依然として第5位で、Siemens AGやSamsung、Motorola、Nokiaなどの後塵を拝していると同社関係者は述べている。
ここ1週間で、好調な業績を発表した大手携帯電話メーカーは、Sony Ericssonが2社めとなる。先に決算を発表したSamsung Electronicsは、同社の携帯電話部門がNokiaから直接シェアを奪ったとの考えを示している。Samsungは直近の第1四半期に3倍近い利益を記録した。
Nokia最高経営責任者(CEO)のJorma Ollilaは、同社が長年維持してきた世界第1位の座を最近になって脅かされているのではないかとの懸念を一蹴したが、実際に同社は依然として世界の携帯電話の3分の1以上を売り上げている。
しかし同氏は、先週行われた電話会議のなかで、競合各社がNokiaの中位機種ラインにある「穴」を突き、市場シェアを伸ばしていることを認めた。
Sony Ericssonは同日、「携帯電話市場が全体的に好調」であることから、全世界の販売予測を3000万台引き上げて5億5000万台に上方修正している。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをCNET Japanが日本向けに編集したものです。
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