カリフォルニア州クパチーノ発--Appleの株主は米国時間3月4日、取締役会に対して役員報酬に関する情報を株主に提供するように求める拘束力のない決議を承認した。
票決の仮集計結果はAppleの年次株主総会の閉会直後には入手できなかったが、この提案が承認されるには過半数の得票が必要だった。持続性と環境保護に関する取締役会委員会の設立を求める別の株主提案は否決された。
AFL-CIOの関係者として出席していたScott Adams氏は、株主に対して「役員報酬に対する株主の承認」を要求するべきだと強く勧告し、役員報酬の高騰を嘆いた。「米国においては最高経営責任者(CEO)への報酬支払いのシステムが崩壊している」(Adams氏)
後に、公開での質疑応答でAppleのCEOであるSteve Jobs氏は「わたしは役員報酬に対する株主の承認を求める提案によって年間1ドルの年俸が増えるのではないかと期待している」と冗談を言った。Jobs氏は年俸としては1ドルしか受け取っていないが、Appleの主要な株主であり、株式譲渡など他の形態の報酬を受け取る場合が多い。Appleは2007年、Jobs氏に対して他の形態の報酬も検討していると発表した。
法的拘束力を持たない今回の決議が承認された直後にAppleからコメントは発表されなかった。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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