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米ヤフートップ交代:テリー・セメル氏が取締役会に宛てた書簡の中身とは

2007/06/19 10:08
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UPDATE YahooのTerry Semel氏が米国時間6月18日、6年間務めた最高経営責任者(CEO)の職を辞任した。Semel氏の後任には共同創業者のJerry Yang氏が就任し、エグゼクティブバイスプレジデントのSue Decker氏が社長に就任する。以下はSemel氏がYahooの取締役会に送付した書簡である。

差出人:Terry Semel
受取人:Yahoo取締役会
送付日:2007年6月18日

取締役会の皆様

 わたしは、これまでの6年間Yahooを率いてきたことをとても誇りに思います。インターネットがまだ発展の初期段階にあるという面白い時期に、その草分け的存在となる会社で働く機会を与えてくれた取締役会の皆様にたいへん感謝しています。

 2001年春の入社以来、それまで出会ったことのないくらいにすばらしく、革新的で情熱あふれる人々と働くことができました。これはとても幸運なことです。インターネット広告が低迷していた当時、Yahooは深刻な問題に直面していました。しかし、皆で力を合わせた結果、Yahooは驚くほど成長し、株主に莫大な価値を提供することができました。

 ユーザーや広告主のニーズが劇的に変化したことを受け、われわれは今、また新たな課題に直面しています。もちろん、最近の業績には、われわれのだれ一人として満足していません。しかし、このような問題を抱えながらも、Yahooは、その基礎となる素晴らしい長所を維持しています。われわれは、今もインターネット広告のリーダーであり、世界中の市場で強力な影響力を発揮しています。さらに、非常に重要な意味を持つ新しい「Panama」プラットフォームを立ち上げるなど、ここ数カ月は大きな成果もあげています。この検索マーケティングプラットフォームは、非常に明るいYahooの未来を切り開くための強力な基盤です。

 ご存じのように、われわれはYahoo幹部の確実かつスムーズな交代の重要性にも以前から言及してきており、先ごろも、経営陣は複数年をかけてYahooを変化させることに最大の努力を払う必要がある、と指摘しました。今後の目標や予定につきましても、私は遅かれ早かれ引退することを、折を見て明言しておりました。JerryとSueは、素晴らしい才能と、Yahooとその社員に対する強い熱意の持ち主であり、われわれを前進させくれる完璧な組み合わせです。今こそ、異なるスキルや長所を持った新しい幹部が会社のポテンシャルをフルに発揮させる時です。それが正しい措置であり、適切なタイミングが今なのです。

 JerryとSueが力を合わせれば無敵です。Jerryは以前からインターネットのビジョナリーだとされてきました。持ち前の素晴らしい経験や、12年前の設立当時からのYahooとの深い関わり合いにより、彼は業界に対するユニークな洞察力や、Yahooとそのポテンシャルに関するずば抜けた知識と理解を持っています。また同様に、業界有数の才能の持ち主であるSue Deckerを新社長に迎えることも幸運です。7年前のYahoo入社以来、Sueは戦略推進においてますます幅広く重要な役割を担うようになり、1年半前ころからは、任務の増加に伴い一段と優れたスキルとリーダーシップを発揮してきました。これ以上ない適任です。JerryとSueは私にとって素晴らしいパートナーであり、非常勤の会長として今後も経営陣や取締役会と一緒に仕事ができる機会を得られた私は大きな喜びを隠せません。

 私はYahooとその社員を心から信頼しています。われわれは、無類のユーザー、広告、技術資産を有しており、インターネットが急速な成長を続けるなか、これらの価値はさらに高まっていきます。また、新経営陣を得たYahooが今後そのとてつもないポテンシャルをフルに発揮するであろうことには疑いの余地がありません。

Terry Semel

この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ

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