ホリデーシーズンの家電売り上げが大幅増の見通し--CEA米国消費調査 - (page 2)

文:Erica Ogg(CNET News.com) 翻訳校正:編集部2006年11月24日 16時47分

 いくつかの小売店では、ノートPCの在庫一掃を目指している。Wal-MartはCOMPAQブランドのノートPCの広告価格を398ドルとしている。これに対しStaplesも、同製品を399ドルで購入するとHP製インクジェットプリンターが付いてくるという広告で対抗している。しかし、消費者の多くを最も驚かせる広告は間違いなくCircuit Cityの広告だ。同社はVoIP事業者Vonageのサービスに1年間加入することを条件にCOMPAQブランドのノートPCを99ドルで売り出している。

 CEAは、10月に開催した年次カンファレンスにおいて、2006年のホリデーシーズン中、成人およびティーンエージャーが購入したいと思っている商品のトップはデジタルオーディオプレーヤーだと予測している。Baker氏も、全主要ブランドのMP3プレーヤーの(ホリデーシーズン中の)売り上げは堅調と予測しており、その中にはWi-Fi機能を搭載した話題の新製品、Microsoftの「Zune」も含まれている。Zuneは発売日当日に徹夜で並ぶ人こそいなかったものの、12月にはZuneの売り上げが伸びると同氏は予測している。

 Baker氏は「(Zuneが)何台売れるかはさておき、2006年のホリデーシーズンこそ、この種の製品が最も売れるシーズンだ。(Zuneも)間違いなく売れるだろう」とした上で、「しかし、最後に勝つのは間違いなく『iPod』だ」と付け加えた。

 2006年は、デジタルカメラもギフト商品として人気がでるだろう。しかも、低価格モデルだけではなく、高価な一眼レフカメラも人気を呼びそうだ。CEAが毎年実施しているホリデーショッピングに関する調査で、成人回答者の37%が2006年はギフトとしてデジタルカメラを贈ると回答した。

 この結果についてBaker氏は、最近のカメラ市場の変化の仕方を見れば当然の結果と語る。かつては一家に1台が相場だったカメラも、現在は大幅な値下がりで家族のメンバーが1台ずつ持てるようになった。また、さまざまな新機能も売り上げ増に貢献している。

 「手ぶれ補正技術も性能向上に対する需要が拡大した1つの要因と考える。依然として、(初めての)デジタルカメラを購入したいと考えている消費者もいるが、中には3度も4度もより高いカメラに買い換えている人もいる」(Baker氏)

 また、自宅にいながら買い物をするという選択肢も常に存在する。実際、消費者はより頻繁に家から買い物するようになっている。調査会社Jupiter Researchによると、オンラインショッピングは今後も拡大を続け、2006年のホリデーシーズン中の売り上げは、前年比18%増の320億ドルに達する見込みだという。AOL ShoppingとZogbyの調査結果によると、2006年は、インターネットにアクセス可能な米国民の8割がオンライン上でギフトを購入するという。

この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ

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