アドバンテストは、2005年3月期の9月中間連結決算を発表した。売上高が1465億8900万円(前年同期比135.3%増)、営業利益は前年同期の44億3900万円に比べて大幅に伸び454億2000万円(同10.2倍)、税引前純利益も前年同期の37億2100万円に比べて468億44000万円(同12.6倍)となった。純利益は前年同期比11.7倍の285億73000万円。また、海外売り上げ比率は74.3%(前年同期比60.2%増)となっている。
全体が好調であることの理由として、薄型テレビやDVDレコーダーをはじめとするデジタル・コンシューマ機器が好調であったことと、パソコン需要が堅調であったことからの半導体メーカーの設備投資が旺盛であったことを同社は挙げている。
部門別に見ると、半導体・部品テストシステム事業部門はフラッシュメモリテスタやOPENSTAR準拠の新コンセプトテスタ、携帯電話など向けのSoCテスタやLCDドライバICテスタなどが全体的に好調に推移している。この結果、売上高は1131億円(前年同期比176.3%増)、営業利益は377億円(前年同期比10.5倍)となった。
メカトロニクス関連事業部門は、メモリ・テスタの好調を受けた形で多数個同時ハンドリング機能付や冷却機能付のメモリ・テスト・ハンドらが好調に推移した。この部門の売上高は281億円(前年同期比111.9%増)、営業利益は99億円(前年同期比211.6%増)となっている。
通期の見通しに関しては、売上高が2500億円、当期純利益が430億円と、7月28日に発表したものから変更はない。同社では、デジタル景気を牽引する半導体・電子部品などの一時的な生産・在庫調整や原油価格の上昇などを鑑みて通期予想を据え置いたとしている。
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